【誰でも簡単!】モノを手放しシンプルに暮らす、「捨て活」の始め方

モノを減らしてスッキリ暮らす方法として、最近は「断捨離」より少しハードルの低い「捨て活」を始める人が増えてきています。

「捨て活」とは、何をどれだけ捨てるのかではなく、何が大切で、何を残すのかに焦点をあてる、不要品の処分活動のことです。

捨てることより、「残すこと」にフォーカスするため、かなり楽に不要なモノを処分することができるというわけです。

「捨て活」を習慣化できれば、本当に大切なモノは何なのかを取捨選択する力も身についてきます。


「捨て活」の効果は、モノが減ってスッキリと快適になるだけではなく、以下の点だと言えるでしょう。

捨て活の効果

モノを手放し身軽になれば、モノだけでなく人生の重荷も減り、自分にとって何が大切なのかも見えてくる。

しかし、いざ「捨て活」でモノを減らそうと決意しても、なかなかうまくいかないのが現状です。

例えばこんなふうに・・・

部屋にモノが多すぎてゴチャゴチャだし、どこから手をつけたらいいのか…

でも大丈夫です! 正しい手順で少しずつモノを手放していけば、誰でもシンプルライフは実現できますよ!

ROCO
ROCO

実を言うと、今でこそシンプリストのわたしも、最初からモノの少ないシンプルな部屋で暮らせていたわけではありません。

ここに至るまで、捨てては増えてを繰り返すリバウンドの連続でした。

だけど、今ではモノを手放す「捨て活」が習慣化され、シンプルでストレスのない暮らしを送っています。

この記事では、わたしの実体験をもとに、快適なシンプルライフを維持する「捨て活」の始め方をお伝えします。

簡単なので、ぜひ明日からでもトライしてみてはいかがでしょうか?

モノが増える理由を知っておく

もしあなたが本気でシンプルライフを目指すなら、まずはモノが増える理由=心のメカニズムは意識しておいた方がいいでしょう。

モノが増える原因は、大きく分けると、この2つしかありません。

モノが増える原因

買い物を必要以上にする

✅モノを溜め込む

そんなの当たり前のことじゃないって思いますよね(笑)

でも、この2つの原因を作る人間の心理を知っておくことってすごく重要なんです。

買い物を必要以上にする

近年のコロナ禍において、在宅時間も増えてストレスも溜まり、ついスマホやPCでモノを買ってしまう。

そして気がついたら部屋の中はモノだらけ、なんてこともありますよね。

わたしもそのストレスからモノを必要以上に増やしてきた経験者の一人です。

5年ほど前のこと、離婚して一人暮らしを始めた頃でしょうか。

不安やストレスから逃げたい一心から、服・バッグ、雑貨や食器、最後はつけもしない高価なアクセサリーまで買いあさりました。

あげくの果て貯金もすり減ってイライラが募り、それを忘れたくてまた買い物を繰り返す。

そんな悪循環の日々を送っていました。


このようなストレスからくる買い物は、いつまで経っても心は満たされませんよね。

人はこのようなストレスから逃れたいため、または他人によく思われたいという想いのため、次々モノを買ってしまいます。

ミニマリストで有名な佐々木典士さんの「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」という本に、次のようなフレーズが書かれています。

モノを「自分の価値」を伝える手段にしていると、モノはどんどん増えていく。増えれば増えるほど「自分の価値」が伝わりやすくなるのだから当然だ。次第に、増えたモノは伝える手段ではなく「自分の価値」という目的そのものになってしまう。

こうしてモノを買うこと、買ったモノを維持・管理するために人は膨大なエネルギーと時間を費やしてしまうことになる。

本当におっしゃる通りで共感しますよね。

自分の価値を伝えることにあまりに重心を置くと、モノが増えるのを止められなくなってしまいます。

先ほどの話に戻りますが、最悪の「買い物依存症」の私を救ってくれたのも、ミニマリストさんの本でした。

「より少ない生き方 ものを手放して豊かになる」(ジョシュア・ベッカー著)

この本でわたしは初めて「ミニマリスト」という生き方があることを知りました。


こうして「ミニマリズム」を学んでいくうちに、ようやくモノに依存する生活から脱出し、自分の価値をモノで代用することも次第になくなっていきました。

大げさかもしれませんが、もしこれらの本に出会わなければ、私は今頃とんでもない状況になっていたと思います。

本については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

✅モノを溜め込む

人間には変化を恐れるというか、今の生活を変えることへの恐怖心が心の奥底にあります。

例えば、モノを手放そうと決心し、いざ片付けをはじめたら、

捨て活チャレンジャー
捨て活チャレンジャー

買った時はすごく高かったから、捨てるのもったいないなー

なんて、一度は思ったことがあるかもしれませんね。

部屋の中に物があふれている人は、このような「捨てられない理由」を言い訳にします。

そして溜まったモノをそのまま放置してしまいます。

当然モノはドンドン増えるという事態に陥いるワケですね。

「捨て活」STEP1:まずはチェックリストを作ろう!

さて、今までのお話でモノが増えてしまう理由がわかったと思います。

人間の心理的な心のメカニズムを理解した上で、いよいよ「捨て活」のスタートです。


ちょっと面倒って感じるかもしれませんが、捨て活のチェックリストを作ることをおすすめします。

でも最初のこの作業が、とっても大事なんです。

なぜなら、目的がはっきりしていると動きつづけられるし、逆にあいまいだと途中で飽きてまた放置してしまうからです。

こちらは昨年末に行ったわたしの「捨て活」のチェックリストです。

順番 取りかかる場所 実施予定日 モノを減らしたい理由 実際に減らすモノは何? モノを減らした後、どうなるか?
1 リビングルーム 12/11 大きな家具は圧迫感があり掃除も大変 ソファ、椅子、ゴルフバッグ、本 掃除も楽になり、ストレスから解放
2 ロフト下のクローゼット 12/17 収納ケースが場所を取り、服が取りづらい 収納ケース(3段)、衣類、カバン、掃除機 洋服選びが楽に、出勤前の時短
3 物置コーナー(リビング内) 12/18 ゴルフバッグと掃除機を視界から外したい 整理ダンス、使用しない家電 ゴルフバックと掃除機を収納
4 ロフト下の棚 12/18 思い出の品は全て処分して新年を迎えたい アクセサリ、時計、バック類、贈答品、 目標に向かって、新たなことにチャレンジする
5 キッチン 12/24 調理器具や食器類の取り出しに時間がかかる 食器、鍋、フライパン、ボール、調味料整理 モノの出し入れが楽になり、料理がしやすい
6 冷蔵庫 12/24 食品が多く、冷蔵庫の中身が分かりづらい 賞味期限切れ食品、調味料、古い冷凍食品 食品が取り出しやすく、無駄のない食品庫に
7 洗面台下の棚 12/24 サニタリー類、洗剤類が取り出しにくい 古いタオル、試供品類、古い洗剤 ストック品を探す時間の節約。取り出しが楽
備考   ・粗大ゴミ12/19 、出張買取12/13、宅配買取12/24   場所変更のみ(ゴルフバッグ・整理ダンス)  
「捨て活」チェックリスト

このように、書き出すことで目的が明確になり、計画的に動けるようになります。

わたしの場合は、ゴルフ道具が増えたことをきっかけに、今回の「捨て活」ではお気に入りのIDEEのソファーとスウェーデンの椅子も姉に譲ることにしましたよ。(*^◯^*)

このように減らすためにどうするかというアイデアも、書き出すことで浮かんできますね。

「捨て活」STEP2:取りかかる場所の順番とスケジュールを決めよう!

さて、ここからは具体的な手放す行動の説明になります。

チェックリストをもとに、まずはどこから取りかかるか、その実施スケジュールを決めていきましょう。

例えばクローゼット、キッチンの棚、物置とか…冷蔵庫の中もいいですね。

できれば最初は小さく狭い場所から始めることをおススメします。

一気に行うのもいいのですが、できれば習慣にしていきたいので、場所別に1日でできる量を行うといいと思います。

面積の大きいところから始めてしまうと、時間もかかって1日どころではなくなるからです。

「捨て活」STEP3:分類箱にモノを仕分けよう(整理)

いよいよモノの仕分け(いる、いらないの分類)に入ります。

具体的にわたしのクローゼット(ロフトの下)の場合を例にあげてご説明しますね。

例)クローゼット内の衣類の分類

ポイント

✅大きめのダンボール箱などを3つ用意し、分類ボックスを作る

整理したい服がある収納ケースや引き出しの中身を全て取り出す。

✅取り出した全ての洋服類で、自分が使う残しておきたいモノを先に仕分けする。

 ①大きめのダンボール箱などを3つ用意し、分類ボックスを作る

それぞれのボックスは、1はいるボックス、 2はいらないボックスにします。

「迷ったら、基本捨てる」と決めて直感的に判断すること、それがいちばんシンプルで早道だからです。

ここで大切なのが、保留用ボックスはあえて作らない代わりに、3の売るもの」ボックスを作ること!

上手に買取のサービスを利用するとちょっとしたお小遣い稼ぎになり励みにもなるからです。

どんなサービスがあるかはこのあとにご紹介しますね。

②整理したい服がある収納ケースや引き出しの中身を全て取り出す。

何がどれだけあるかを把握するためにも、中のモノは全部とり出して1ヶ所に集めます。

もし、家の中のいろんな場所に服が点在している時は、なるべくそこに集めてくださいね。

③取り出した全ての洋服類で、自分が使う残しておきたいモノを先に仕分けする。

1ヶ所にモノを集めたら、一気に仕分けに入っていきます。

そこで「捨て活」は大事なものにフォーカスすると冒頭にお伝えしたこと思い出してください。

まずは自分がこれからも使用する大事な服を先に「いる」ボックス1に入れてしまいましょう。

捨てることを考えるより、大事ないるものからだと楽に仕分けができるかと思います。

次に、自分は着ないけれど売れそうな服「売るもの」ボックス3へ入れます。

最後は、いらないものをどんどん「いらない」ボックス2へ放り込みます。

売れそうな服は、その判断が難しいかもしれませんね。

基本ブランドものは状態が良ければ、予想外のお値段で買い取ってくれる場合があります。

ここではあまり神経質ならず、直感的に「売れるかも」って、ボックス3に放り込んでいきましょう。

「捨て活」STEP4:残したものを適切な場所に戻そう(整頓)

次のステップは放置しないので適切な場所へ戻す作業です。

まず残す方の衣類に、いらないものが混在していないかを確認してください。

そして、売るモノ以外は、頻度や用途に応じて出しやすい場所へすぐに戻していきます。

使用頻度が高い服は、時間がかからずストレスなく出し入れができる場所、そこが適切な場所になります。

通勤時に着るコートがいつもクローゼットの奥にあると面倒ですもんね。^_^

「捨て活」STEP5:上手にサービスを利用して不用品を処分しよう!

捨てると決めたものは、放置せずなるべく早く処分します。

そうでないと、いつまでもいらないゴミが家の中を占拠したままになるからです。

「捨て活」の目的の1つは、シンプルに不要なモノをさっさと処分するということもあります。

そこで、不用品処分で一番手っ取り早いのが、「通常のゴミの日に処分する」ですが、高価なモノだとちょっと躊躇しますよね。

そこでおすすめは、宅配買取出張買です。

宅配買取は、段ボール箱に、服やら本やら食器やらと要らないモノを何でも詰めて、あとは引き取りにきてもらい送って査定を待つだけの簡単な処分方法です。

なるべく時短で片付けたい私はこの方法をよく使います。

また、出張買取は、電話一本やネット予約で自宅まで専門の査定員がきてくれ、その場ですぐに査定額をだしてくれる現金化してくれるという手っ取り早いサービスです。

なにしろ積み上がった不用品が即なくなるのがとても助かります。

ちなみに昨年末の出張買取では、不用品で23000円もお小遣い稼ぎができました🤗

この買取サービスについては、また改めて詳しく記事でご紹介しますね。

あとは、メルカリなどのフリマアプリで売るという方法もありですね。

ただ、写真を撮ったり梱包してコンビニに持って行ったりと少し面倒なのと、

少しでも高く売ろうとして、要らないものがずっと手元に残るデメリットはありますが、

手をかける分、買取サービスより高く売れることもあります。

フリマでの高額買取術を研究し、実際にかなりの額で販売できている主婦の方も多く見かけます。

もしも時間の余裕とマメさがあれば、フリマを利用するのもいいと思いますよ。

「捨て活」STEP6:重荷になっていた(思い出)モノを手放そう

さあ、ここまでのステップを各場所で行ってみて、最後は難関の思い出の品です^^;

これは結構大変でしたね・・・なかなか踏ん切りもつかなくて。

私の場合はやっと処分できたのが、昨年の年末でした。5年越しです。^^;

けれど、処分した今では、何か縛られていたものから解放されたような、不思議な気持ちで毎日を送れています。

過去に縛られず、現在(いま)を精一杯生きようという断捨離(禅の思想)に近い感覚です。

実際のところ、「思い出の品で不要なモノは処分しましょう」とは軽くは言えないところです。^^;

ただそれらは、工夫次第で素敵なインテリアに変えることも可能です。

例えば、もう20年近く前に行ったバリで買った木製の壁掛けやアタのカゴたちは、今でもインテリアでわたしを癒してくれています。

お気に入りの棚は、甲府の家具デザイナーさんにリメイクしていただいて、わたしの趣味の棚になっています。

そして思い出の布モラ(パナマの民族衣装の布)はアートフレームになっています。

 どうしても捨てられない思い出の品は、今のインテリアに上手く活かせされないか考えてみるのも、また気分が変わっていいことだと思います。

まとめ

いかがでしたか?

実際にモノを手放してみると、想像以上にメリットあるんだなあと、気づいていただけましたでしょうか?

 生活をしていく中で、どうしてもモノというのは増えていってしまいます。

だからこそ、「捨て活」を習慣化できれば、たとえ新しいものが増えたとしても、モノが氾濫する事態は避けることができます。

 そればかりか、モノが少なく身軽になるにつれ、モノだけではなく「体験」や「趣味」にお金と時間を使うようになります。興味や人間関係も変化して、新しい自分に出会えることさえあるのです。

まだ「捨て活」を実施していない方も、ぜひこの記事を参考に今年はチャレンジしてみてください。

2023年、「捨て活」がみなさんの生活の一部となり、ストレスのないシンプルライフ新しい自分を手に入れてくださることを願っています。

  • この記事を書いた人

Roco

40代から派遣と副業のWワークで生計をたてる独身シンプリスト。WEBデザイン&サイト運営が副業の収入源。ブログでは、好きを仕事にしながら、ミニマリズムを実践し、自由とお金を手にいれるライフスタイルについて発信中。

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